2017年12月3日日曜日

ITを理解する上での豆知識

ITトレンドを理解する上で、「ムーアの法則」と「メトカーフの法則」は、理解しておくといいでしょう。ともに経験則ではありますが、ITの進化を説明する法則として、広く知られています。

ムーアの法則
インテルの創業者、ゴードン・ムーア氏は、1965年に「半導体の集積密度は1824ヶ月で倍増する」という法則を提唱しました。ただ、ムーアの法則は半導体の微細加工技術の発展を根拠としているため、微細化が原子レベルにまで到達してしまうと通用しなくなるとも言われていますし、もはやそれが現実になろうとしています。しかし、「集積密度」を「性能向上」に置き換えて考えると、設計手法や実装技術の革新も相まって、この法則は、まだこれからも通用するとの考えもあるようです。
ただ、このような取り組みもやがては限界に達することは避けられません。一方で、モバイルやIoTの普及、あるいはAIの進化と共によりデータ処理の需要は急速に拡大しています。そこで、ムーアの法則に縛られない新しいコンピュータ・アーキテクチャとして、量子コンピュータへの期待が高まっています。

メトカーフの法則
イーサネット発明したロバート・メトカーフ氏は、1995年に「通信ネットワークの価値は、接続するシステムの数の二乗に比例する」という法則を提唱しました。
彼がこの法則を提唱したのは、ネットワークが、まだデスクトップ・コンピューターやファックス、固定電話機などで構成されていた時代でした。しかし、いまでは、インターネットの普及により、数十億のデバイスがネットワークにつながっています。また、モバイルやIoTの普及は、この勢いを加速しています。
これに伴い、ネットワークの価値は、これまでにも増して飛躍的に高まり、ビジネスや社会のなくてはならないインフラとしての役割を担っているのです。

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                                    Kumagai