2016年12月30日金曜日

今年もありがとうございました。

本日で、今年の営業を終了いたします。
決算まであと1ヶ月という年末です。 
なんとか、目標を達成し来期への道筋ものこせる今年となりました。
更なる飛躍を目指し、スキルの向上、人員の増員、そしてそれによる提案力、サポート力などのUP
実現してまいります。
引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。
                                                                         クラウドソリューション事業部
                                                                                     事業部長 熊谷  健

以下は我々の得意とするソリューションのひとつをおさらいします。

デスクトップの仮想化
サーバーの仮想化でも使われているハイパーバイザを使い、サーバー上にユーザーが手もとに置いて使うPCの代わりとなる「仮想PC」を稼働させます。その画面(デスクトップ画面という)をネットワーク介して、手もとのPCのディスプレイに転送・表示させ、キーボードやマウスなどの入出力装置を利用できるようにする技術で、VDIVirtual Desktop Infrastructure)とも呼ばれています。
例えば、仮想PCWindowsを動かし、WordExcelを使い作成した文書や表は、自分の仮想PCに割り当てられたサーバーのストレージに保存します。ユーザーは、手元にあるPCのディスプレイに向かい、キーボード、マウスを操作しますが、実際に使うプロセッサーやストレージはサーバーのものです。

■アプリケーション仮想化
PCの全機能ではなく、特定のアプリケーションだけをサーバーで動かし、ネットワークを介して複数ユーザーで共用する技術です。さらにネットワークが切れているときでも操作を継続できるようにしたソフトウェアも登場しています。
どちらも管理されたデータセンターに設置されたサーバーで動かすため、データの持ち出しは困難です。また、盗難や置き忘れで手持ちのPCがなくなってしまっても、管理者が、そのPCから仮想PCへのアクセスを遮断してしまえば使えなくなります。さらに、忘れがちなバックアップやセキュリティ対策などを運用管理者が一括してできることから、安全安心の担保、運用管理負担の軽減にも役立ちます。また、自宅で仕事をする場合、自宅のPCからネットワークを介して会社で使っている仮想PCのデスクトップを呼び出せば同じ環境をそのまま使えます。これは、災害や事故でPCが破損してしまっても使えることから、事業継続の観点からも注目されています。
「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」は、共に手元のPC側にOSやアプリケーションを導入する必要はありません。ならば、ネットワークに接続でき、画面表示や入出力操作の機能を動かすことができるだけの必要最小限のメモリやプロセッサーでも十分です。また、プログラムや作成した文書や表などのデータをPC側に保管する必要がないのでストレージも不要です。
そこで、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の使用を前提に機能を最小限に絞ったクライアントPCが作られました。これをシンクライアント(Thin Client)と言います。Thinとは、「やせた」という意味です。ちなみに、通常のPCを、Fat(太った)Clientと呼ぶことがあります。

最近では、タブレットやスマートフォンのアプリで、シンクライアントの機能を実現しているものもあります。
シンクライアントは、高い処理能力や大容量のストレージを搭載した一般のPCに比べて大幅に安価です。また、ユーザー個別の設定やアプリケーション、データはサーバー側で管理していますので、仮に機械が故障しても復旧作業を行わず取り替えるだけで使用を再開できるのでユーザーの管理負担は少なくてすみます。
また、シンクライアントにはストレージはなくデータは保管できませんから、サーバーに接続する手順が分からなければ、盗難に遭ってもデータが盗まれる危険はありません。セキュリティの観点からも安心です。
「シンクライアント」は、このような機能を絞り込んだPCの名称として使われています。さらに、「シンクライアントが利用できる仮想化方式」すなわち、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の総称としても使われる場合があります。

いかがでしょうか?
今年の台風10号の被害でも、この技術、製品が効果を発揮いたしました。
もうこのソリューションで何年も勝負しております。

来年もこの武器で皆さまにサービスを展開してまいります。 
よろしくお願いいたします。

来年もよい年でありますように。