2017年12月3日日曜日

ITを理解する上での豆知識

ITトレンドを理解する上で、「ムーアの法則」と「メトカーフの法則」は、理解しておくといいでしょう。ともに経験則ではありますが、ITの進化を説明する法則として、広く知られています。

ムーアの法則
インテルの創業者、ゴードン・ムーア氏は、1965年に「半導体の集積密度は1824ヶ月で倍増する」という法則を提唱しました。ただ、ムーアの法則は半導体の微細加工技術の発展を根拠としているため、微細化が原子レベルにまで到達してしまうと通用しなくなるとも言われていますし、もはやそれが現実になろうとしています。しかし、「集積密度」を「性能向上」に置き換えて考えると、設計手法や実装技術の革新も相まって、この法則は、まだこれからも通用するとの考えもあるようです。
ただ、このような取り組みもやがては限界に達することは避けられません。一方で、モバイルやIoTの普及、あるいはAIの進化と共によりデータ処理の需要は急速に拡大しています。そこで、ムーアの法則に縛られない新しいコンピュータ・アーキテクチャとして、量子コンピュータへの期待が高まっています。

メトカーフの法則
イーサネット発明したロバート・メトカーフ氏は、1995年に「通信ネットワークの価値は、接続するシステムの数の二乗に比例する」という法則を提唱しました。
彼がこの法則を提唱したのは、ネットワークが、まだデスクトップ・コンピューターやファックス、固定電話機などで構成されていた時代でした。しかし、いまでは、インターネットの普及により、数十億のデバイスがネットワークにつながっています。また、モバイルやIoTの普及は、この勢いを加速しています。
これに伴い、ネットワークの価値は、これまでにも増して飛躍的に高まり、ビジネスや社会のなくてはならないインフラとしての役割を担っているのです。

当事業部にNEW STAFFが入りました。
営業チームに配属された 佐藤 亮 くんです。
年齢は40歳で、金融関連を経験してきた有望STAFFです。
お客様のIT推進にアドバイザーとして活躍してくれることを期待しております。


                                    Kumagai



2017年10月21日土曜日

『 BYOD 』

企業ITのトレンドとして「BYODBring Your Own Device)」というキーワードが注目を集めるようになって久しいです。BYODは、その言葉のとおり、従業員が個人で所有しているPCやスマートデバイスを業務で使うことを意味しています。特に近年のiPhoneiPadAndroidデバイスといったスマートデバイスの急速な普及と合わせてクローズアップされるようになりましたが、本来はノートPCを含む私物の端末を、職場や外出先で業務利用することも含めて考え出されたコンセプトです。
私が、このワードを提案書で使用したのは7年前くらいでしょうか・・・。スマホ化がすすみ、タブレットを持つようになったころでした。

従来、従業員が業務のために使うデバイスは、会社によって支給されるのが一般的でした。最近では会社で支給されるものよりも、個人が私物として所有しているもののほうが、処理速度や使い勝手の面で優れているといった逆転が常態化しています。私物に劣る機器で業務を強要される従業員は面白くない。高性能で使い慣れた私物デバイスを使いたいと熱望するのは必然です。そこで、従業員の生産性向上に端末導入コストの削減といった観点も加わり、従業員が持つ私物のデバイスを、事務作業やコミュニケーションを含む業務に利用することを許可しようといった考え方が出てきたりしてます。
 もちろん、こうしたBYODにおいては、情報セキュリティ面でのリスクが増大しないように、企業には適切な対応を行うことが求められます。どのようなアプリケーションがインストールされているかや、端末自体の管理状況が不明な私物デバイスを、制限なく社内ネットワークに接続させ、業務に利用させることは、ネットワークセキュリティ、情報セキュリティ上の大きな問題となります。BYODの導入と運用にあたっては、社内制度の整備や技術面での対応が必須です。
一方で、セキュリティ上のリスクをとることを嫌う場合や、環境を整備するためのリソースがないといった理由から「我が社では、BYODを認めない」という方針を出す企業が多くあります。しかし、そう宣言することによって、現状のシステム運用ポリシーを見直す必要もなくなると考えているとすれば、それは大きな「ワナ」にはまっていることにならないでしょうか。
 「BYODを認めない」という会社の方針を周知することは重要です。しかし、その瞬間からオフィスに持ち込まれる私物デバイスが消え去ると錯覚してはならない。認めないのであれば、(不本意なデバイスの使用を強要されている)社員が私物のPCやスマートフォンを、業務に関係する社内のシステムリソースに「接続できない」ようにする技術的対応を行っておく必要があります。ここで、もし、現状でネットワークやシステムへの接続を許可するための仕組みが、単なる「ID/パスワード」の組み合わせによる認証だけしか用意されていないのであれば、それは実質的に意味を成していない。急ぎ対策をとられた方が良くはないでしょうか。
 ID/パスワードの組み合わせによる認証は、その組み合わせを「知っている人」を認証する仕組みであり、「社員」と「第三者」を区別するには有効です。しかし、今回の対象は「社員の私物デバイス」です。もし、ID/パスワード認証だけしか実施されていなければ、従業員は私物のPCやスマートデバイスを社内のLANポートやアクセスポイントにつなぐことさえできれば、その後は支給デバイスを使うのと全く同様に、業務に使ってしまうことができます。社員の期待に反して「BYODを認めない」というポリシーを徹底するのであれば、デジタル証明書やMACアドレス認証といった他の技術を併用して、許可された「デバイス」だけを認証する仕組みを用意しておく必要があります。
特に近年のスマートデバイスの普及に合わせて、従業員による「勝手BYOD」、または「シャドーIT」とばれる状況は増加する傾向にあるようです。
 「普段使っているスマホでメールやスケジュールを確認したい」といった悪意のない動機から、私用デバイスを社内のシステムに接続し、業務に関わるデータをダウンロードするといったケースもあります。
 こうしたケースに対し、特に社内での規定を設けずにBYODを「黙認」している企業もあるようです。しかし、これもガバナンス上は問題があると言わざるを得ないのでは。
 従業員が私物デバイスにダウンロードしたデータが、顧客の個人情報に関するものだったり、業務上の機密事項にあたるものだった場合はどうだろう。万が一、従業員が不注意からデバイスを紛失してしまったり、情報漏えいなどの事故が起こってしまったりした場合、BYODを「黙認」している状態では、適切な事後処理や事故経緯の把握は難しい。企業として責任のある対応を怠り、従業員を守ることができない状況を放置していたのであれば、ガバナンス上の責任を追及されても仕方がないと言えます。
 つまり、現状ではBYODを「やる」「やらない」に関わらず、社会的なIT環境の変化に合わせた適切な技術的対応と、BYODの潮流を踏まえたポリシーの策定に「すべてのITを利用している企業」が取り組まなければいけない状況にあるということになります。
では「まだ十分なBYODへの対策を行えていない」という企業は、どこから取り組みを始めるべきでしょうか。一般的に、こうしたITセキュリティへの対策を行う場合は「現状の把握」「リスクの査定」「あるべき姿の設定」「現状とあるべき姿の乖離の分析」「具体的な対策の立案と実行」といったステップで作業を進めると良いとされています。
 その際大切なことは、このステップを1回で終わらせず、立てた対策がきちんと実施されているか、対策の前提になった環境は変化していないかといった観点から運用を見直し、改善を繰り返していくことでしょう。
 いずれにせよ最初に必要となるのは、「現状の把握」です。スマートフォンや私物PCの社内利用に関しては、従業員への聞き取り調査などから、現状や要望を吸い上げることができる。あわせて、デバイスにIPアドレスを割り当てるDHCPサーバやWebアプリケーションサーバにアクセスしてきた端末のユーザーエージェント情報などをログで確認することで、社内における私物デバイス利用の「実態」を、かなり正確に把握することができるはずです。
 前節で触れたとおり、もはやBYODを認めるか認めないかについて「これから企業としての方針を検討していきます」と言っていられる猶予はありません。まずは、早急に現状を把握し、その結果をもとに「具体的な対策の実施」へと進めていかねばならない状況にあることを認識すべきでしょう。


当事業部は、そのお手伝いをしっかりおこないます。

                                        Kumagai

2017年9月21日木曜日

ソリューションの原点は「何ができるか」ではなく「何をすべきか」を考えること

なかなか掲載するのにお時間をいただいてしまっております。
さてまたITソリューション塾からの引用です。
我々がお客さまに提案するにあたり、考えることであります。

「どうすべきか、手詰まりです。情報システムの必要性に疑問をもたれているわけではありません。ただ、なぜこんなに費用がかかるのか、なぜこのシステムが必要なのかと、これまでにも増して、その説明が求められています。我々の存在価値さえ問われている有様です。」

「何ができるだろうか?」と考えてしまいがちだ。しかし、それでは相手の問いかけに応えることはできない。自分にできることには限界があるからだ。その範囲の中で答えを出したとしても、それが本当に相手の悩みを解決する最善の策とは云えない。

こう考えてみてはどうだろう。
「何をすべきだろうか?」と。自分たちにできるかどうかにかかわらず、何をすればこの問題に対処できるかだ。
ソリューションの本質は、「どのような手段で実現するか」ではない。「どうなりたいか」のあるべき姿を実現することだ。それを実現する最善の策は必ずしも自分だけでできるとは限らない。
相手の求めるソリューションとはあるべき姿を実現することであり、私たちにできることをして欲しいわけではない。
「何をすべきだろうか?」この言葉を自分に問いかけてみる。そして、お客さまと一緒になって考えてみる。現状のしがらみや様々な"常識"を排し、あるべき姿を明確にし、そこに至る最善の策を考えてみる。
自分にはできないことが明確になるだろう。ならば、それをどうすればできるようになるのか。他者と協力する。相手の仕事のやり方を変えてもらう。自社に扱いのない製品を利用する。
「何をすべきだろうか?」を考えれば、「自分たちにできないこと」を明らかになる。そして、できないことをできるようにするための手段を考える。そこに自分たちのできることを組み合わせる。それが、ソリューション・ビジネスの本質だ。
もし、自分が相手の状況に置かれたなら、どのような行動をすることが、最善の策であり、「あるべき姿」なのか。相手の立場に立つとはこのような意味だろう。決して、相手と同じことを考え、行動することではない。相手の置かれた状況に我が身を置いて、「あるべき姿」を描き、自分ならどう行動するかを考えることだ。相手と違う答えを出したとしても、それは相手の気付きになるだろう。

例えば、経営者から「メインフレームを撤廃できないか」と言われている。しかし、単にメインフレームを撤廃し、業務ロジックはそのままに他のサーバーに置き換えたとしても何ら付加価値も生みださない。その一方で、膨大な移行費用がかかり、新たな経験のないシステム環境で、道のリスクを抱え込み、システムの安定稼働も容易には達成できないかもしれない。
「メインフレームの撤廃」は手段である。その手段を使って実現したい「あるべき姿」はコストの削減である。ならば、メインフレームを塩漬けしてコストを下げる方法を考えてみてはどうだろう。私ならそうすると伝えた。そして、いろいろと対策を検討した結果、メインフレームに関わる年間予算を半減することに成功した。
「あるべき姿」を何にするかを定めるためには、「何ができるか」ではなく、「何をすべきか」を明確にすることだ。そのためには、多くの選択肢を持つことだ。それは、その分野での体系的な知識を持つと言うことでもある。そうすれば、「あるべき姿」の選択肢も増える。
 「何ができるか」ではなく「何をすべきか」を考える。そう考えるところに、ソリューション・ビジネスの原点があるのではないだろうか。

いかがでしょうか?
この点を、しっかりとうけとめ皆さまにソリューションを展開させていただきたいと考えております。

Kumagai




2017年8月9日水曜日

半期経過

あっという間に、8月になってしまいました。(私のいまの感覚ですが・・・)
事業部的には、7月で半期を経過し折り返しの月となっております。
このブログも、2か月空けてしまいました、少数の方々からのクレームありがとうございました。
毎週でも更新した気はあるのですが、若干面〇になって・・・。
さて、この半期の当事業部の実績報告ですが、2年にわたる準備も効果があり半年でほぼ年間目標を達成することができました。
数件の官公庁案件が受注できたことが大きな実績となっております。
昨期対比でも、売上120% 利益187% です。
後期以降もさらにチャレンジして、実績を積み重ね、当事業部らしい提案をおこなってまいりたいと考えております。

『スタッフ募集中』です。
営業職、技術職を若干名募集しております。 
随時面接しております。 希望される方はご連絡ください。

働き方改革という言葉が、よく聞こえるようになってきました。
5月のセミナーの時は、まだまだ耳慣れないような感じでしたが・・・。
それぞれの方々のとらえ方も様々で、人手不足の補い、労働環境の効率化、そして残業時間の撤廃など、
個々のプライベート時間の確保というとらえ方・・・。
当事業部のソリューションも、この点の課題解決ができうるものをどんどん提案、提供してまいります。


 Kumagai

新千歳空港

7月25日
きれいな真っ赤な夕日のとき
矢巾近辺

2017年6月2日金曜日

セミナーの御礼と営業とは?

まずは59日の、当事業部主催の『クラウドで働き方改革セミナー』にご参加いただいた方々に御礼申し上げます。
2630名のご参加をいただき、熱気ムンムンの中で開催させていただいたことをこの場で重ねて御礼申し上げます。
講師の方々にも、御礼申し上げます。
今回は流行りのITインフラの構築提案と働き方改革についてをテーマに行いました。
今後も様々な時代のニーズや課題を当社の提案で解決させていただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。

さて、いつも拝見しているITソリューション塾より、またもや参考になることが・・・・・・
以下いかがでしょうか?

営業に関わる多くの人たちから聞き取ったことを20項目に整理したものです。果たして、あなたは、あるいは、御社の営業は、どれだけ該当するでしょうか。こういうことを克服して行く取り組みが、必要になるのでしょう。

1.お客様とお客様の経営や業務について会話できない営業
2.自分がお客様の社長だったらと想像できない営業
3.お客様のビジネスに興味がない営業
4.ひとつの商材に固執し、それ以外の選択肢を説明しない営業
5.カタログ通りの説明しかできない営業
6.お客様の役に立つ話ができない営業
7.夢を語れない営業
8.テクノロジーを俯瞰し、自分達の商材をその中に位置付けて説明できない営業
9.自分の知っていることが正解だ思って、押しつけがましい話をする営業
10.やたら難しい言葉を駆使し、お客様に分かる言葉で説明しない営業
11.自分の話ばかりして、相手に話をさせない営業
12.相手の話を引き出そうとしない、あるいは引き出せない営業
13.商品を購入させようとするが、お客様の目的を達成する気がない営業
14.お客様のためにNOを言えない営業
15.社内や仕事関係者以外に付き合いがない営業
16.相手の立場や状況について想像できず気が回らない営業
17.新しい技術やツールで自分のワークスタイルを進化させられない営業
18.スケジュール調整や段取りが下手な営業
19.作成資料が汚い営業
20.電車の中で漫画やゲームに没頭している営業

このリストを見ていると、改めて「生き残れる営業」の3つの条件が見えてきます。

お客様を大切に思うこと(1〜6)
相手を大切に思うならば、相手の幸せを望み、それを実現したいと願い行動します。そのためには、相手をもっと理解しようと努力するでしょう。いま何に困り、何を実現したのか、業務や経営はどうなっているのか、そういった様々なことを知りたいと思うでしょう。そして、相手を幸せにするにはどうすれば良いかと思案し行動します。言葉を換えれば、「愛情」と言えるかもしれません。そんな想いを持って相手に接すれば、相手もこちらを受け入れ、一緒になって対処しようと思ってくれます。

知識と想像力を持つこと(7〜14)
これは、愛情にも通じる話でもあります。ただ、相手の全てを知ることは不可能です。だから、想像を働かせ相手を理解しようと努めます。そして、それを言葉や行動で示しながら、それが事実かどうかを確認して行きます。無粋な言い方をすれば「仮説検証」ということになるでしょう。自分の主張だけをまくし立て、これが理解できないおまえがおかしいと言わんばかりに、相手の言葉を封じ込める営業がいますが、このような行為に及ぶのは、次のような3つの場合です。
知識がない場合。つまり、自分が知っていることが少ないために質問をされても応えられません。だから、自分の知っていることをまくし立て、相手に反論の余地を与えないようにして自分を守ろうとするためです。
自分を客観的に見られない場合。「オレはこんな努力をしているのになぜ分かってもらえないんだ」と同じ理屈です。自分の知っていること、信じていることが正しいと思い込み、それを客観的な視点で批判的に評価しようとしません。これは、「勉強不足」いや「勉強嫌い」が原因ではないでしょうか。世の中のことを知ろうと努力すれば、自ずと自分の置かれている状況を客観的に見ることもできるようになります。自分が世界の中心ではなく、自分が世界のどこにいるかが分かるようになります。
想像力の欠如している場合。相手がいまどう思っているのかを想像できません。笑顔で頷いてくれているのが、たんなる社交辞令かもしれないとも想像できないのです。自己満足に酔いしれ、まるで神様にでもなったかのような陶酔に浸っている場合です。自分と相手の関係を想像できないことがこのような状況を生みだすのです。いずれにしろ、想像力なくして、相手との良好な関係を気付くことはできません。そのためには、知識を広め、深めることが前提になります。全ての分野でとは言わないまでも、自分が専門としている分野であれば、あるいは、自分の担当するお客様についてであれば、誰よりも詳しいという自負を持てるだけの知識を持つ必要があるでしょう。知識は、想像の精度や確度を高めます。それを提示できれば、お客様は、貴方を信頼の置ける存在として認めてくれるようになるでしょう。

自分を磨くこと(15〜20)
愛情や誠実さ、知識や想像力、これらをうまく働かせるには、武器を揃え磨かなくてはなりません。どんなに優れた提案であっても「汚い提案書」を平気で持って行くようでは、信頼はガタ落ちです。スケジュールや段取りを確実に効率よくこなす能力も必要になります。テクノロジーに支えられたツールをうまく使いこなし、効率を高め知識を収集する努力も怠ってはいけません。知識の幅を広めなくてはいけません。本を読んだり研修に参加したりすることばかりが知識の獲得ではないのです。お客様や社内以外の人たちとのコミュニティにも係わりことなど、自分を磨く機会をつくることに楽しみを感じられるようになることが大切です。


「生き残れない」とは、結果に過ぎません。お客様から必要とされる存在になれば、結果として生き残ることができるのです。そんな当たり前を常に意識できる組織を作ってゆくことが大切なのだと思います。

毎度毎度気づかされることばかりです。いかがでしょうか?

                                        Kumagai


2017年4月22日土曜日

5月9日開催セミナーのご案内

来月5月9日に、マリオスにおいてセミナーを開催いたします。
内容は、『クラウドで働き方改革』です。
詳細は→  http://www.hanada-cloud.com/event02/

前回の2015年2月以来の開催となります。
クラウドを活用したIT基盤を構築し、スマートなビジネス環境の中で働き方をより一層
改善改革できうるヒントをお伝えできればを考えております。

当事業部は、スタート当初から仮想基盤の構築を主たるサービスとして展開してまいりました。
サーバの統合化、クライアント環境の仮想化、クラウド環境を利用したシステム運用、さらにスマホなどのモバイル端末を利用したシステム運用などなどです。
このセミナーにおいてさらに多くのお客さまへご提案できればと考えております。

                                    Kumagai

中津川河原のサクラ

母校のサクラ



2017年3月11日土曜日

こんな営業をお付き合いされてますか?

あはは・・・ こんな記事をみました。
みなさまご覧になって参考にしてください。当然、わが事業部は参考にさせていただきますよ!
以下つきあってはいけない営業の特徴だそうです。

1.すぐにモノや工数を売りたがる。
2.どのようなシステムを作ればいいかを一方的に教えてもらおうとする。
3.世の中の常識を知らない。

クラウドが当たり前の時代に、お客様のためではなく、モノを売ろうとするのは、自分たちの目先の売上を何とかしたいからに他なりません。クラウドであれば初期投資は少なくてすむでしょう。また、需要の変動や変更へも迅速に対応できます。ビジネス環境が不確実な時代にうってつけです。
また、OSSPaaSを駆使すれば、アプリケーションは迅速に開発できます。使い勝手を少し我慢すれば、SaaSでも十分という判断もできるでしょう。そんな時代に工数と時間を掛けてイチからシステムを作りましょうというのは、あまりにも常識がなさ過ぎます。
また、「仕様をお客様が決めなくては、システムは作れない」という「正論」を振りかざし、積極的な提案をしない、できないというのは、付き合う価値のない営業の典型的行動です。
既存業務のシステム化や既存システムの改善であれば、お客様が「仕様をこうして欲しい」と言うことはできます。しかし、ITを駆使して「事業の差別化を図りたい」や「新しいビジネスを立ち上げたい」というお客様からの相談に、「やり方はお客様が決めて下さい」では、自らの役割を放棄するようなものです。
お客様も答えがないから一緒に答えを作ってくれと頼んでいるのに、それはできませんというのでは、付き合う価値などありません。プロとしてお客様をリードし、お客様と一緒に自らもリスクを負って答えを創りあげることのできない相手と付き合っても時間の無駄でしかありません。
例え既存の業務であっても、テクノロジーの進化を取り込めば、効率は劇的に改善できるかもしれません。しかし、そういう世の中の常識の変化に関心を持たず、新しい常識を教えることのできない営業もまた役に立ちません。
システムが完成し使い始めれば、そこから陳腐化は始まります。これは仕方のないことです。だから、アジャイルやDevOpsで、使っているシステムをその時々のニーズやテクノロジーに合わせて継続的に改善し進化させてゆくことが必要なのです。ビジネス環境が不確実な時代、その必要性は高まっています。
また、IoTの普及やAIの進化に関心を持ち、お客様の業務にどのように適用できるかの仮説を立てられない営業に自分たちの未来を相談しても意味がありません。
自社の製品やサービスは知っているけど世の中の常識を知らない営業であっても、事務処理を確実にこなすことができれば、それなりに役に立ちましたが、もはやそんなことはクラウドや人工知能で代替できますし、そちらのほうがミスもなく安心な時代です。
「こんな営業」になってはいないでしょうか。もしその心配があるのなら、いますぐ行動を起こさなければまずいことになります。変化のスピードは思いのほか急速です。私もこんなことを言いふらしますから、さらにスピードは加速するでしょう(笑)。
改めて、営業という仕事を再定義してみてはどうでしょうか。営業もまた、時代と共に役割を変え、進化してゆかなければならないのです。

~ ごもっともなご意見です。
我々もクラウドという名前をかかげているITサービス軍団です。
肝に銘じて、進化してまいります。


                                                                                          Kenkumagai

毎朝雪・・・

中津川

2017年2月3日金曜日

『IoT』とは・・・

昨今よく聞く『IoT』について、こんな記事がありした。
IoTとは?IoTInternet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続することを意味します。読み方はアイオーティーです。
ITベンダーもユーザー企業も「IoT」という言葉に魅了されています。
インターネットにつながるモノの数は急激な伸びを示し、先進事例として、コマツのスマート・コンストラクション、GEPredix、ロールスロイスのPower By The Hourなどが紹介されるようになりました。これは我が社も何か手を打たなければと焦りにも似た雰囲気があるようです。そして、いままでの人月積算型の収益構造に、もはや限界を感じ始めているSI事業者にとっては、「IoT」を突破口に新規事業を立ち上げて起死回生を図りたいという思惑も見えます。しかし、IoTビジネスとは何かが曖昧なままに、漠然とした期待感だけが、妄想のように膨らんでいるのではないかと思うことがあります。IoTのもたらすビジネス価値を否定するものではありません。しかし、インフラを構築する、システムを開発する、運用管理や保守作業を請け負うといった既存のビジネスの延長線上で、IoTビジネスを捉えてもうまくいかないことを覚悟したほうがいいでしょう。
IoTを次のように捉えてみると、この問題提起の本質が見えてくるかもしれません。
IoTはテクノロジーではなく、ビジネス・プロセスを変革する取り組みである
まず、IoTは単独のテクノロジーではないということです。例えば、
·        現実世界のアナログな出来事をデジタル・データとして読み取るセンサー
·        低消費電力で広域な通信(LPWAネットワーク)
·        膨大なデバイスを認証しログを管理する認証・デバイス管理基盤
·        多様な形式のビッグデータを維持管理するデータベース
·        それらを解析し価値ある規則性や関係性を見つけ出す機械学習など
多様なテクノロジーの組合せによって顧客の課題を解決する「ソリューション」です。
「ソリューション」とは解決すべき課題が前提です。そして、その課題に対してどのような解決策を導くかにより、必要とされるテクノロジーの組合せが変わります。
これがビジネス・プロセスの変革に貢献すること。例えば、コマツの「スマート・コンストラクション」は、土木工事の自動化を目指す取り組みですが、それには次のような背景がりました。
建設需要が増えているにもかかわらず・・・
·        高齢化によりベテランの職人が確保できない
·        経験の浅い人材を集めても経験がないので即戦力化できない
·        若い人が3K仕事の土木工事を嫌って集まらない
これらの課題を解決しなければ事業が継続できないという危機感から端を発しています。もはや人手に頼った土木工事ではこの課題を解決できません。ならば、テクノロジーを使い人間がいないことを前提にビジネス・プロセスを変革しようと取り組んだのです。そして、それを実現するために自分たちの経験や実績にとらわれることなく、センサーや自動制御などの新しいテクノロジーにも目を向け、最善の手立てを組み合わせた結果としてできあがったサービスが「スマート・コンストラクション」です。
この取り組みの責任者に話しを聞いたことがありますが、「IoTビジネス」をやりたかったわけではないそうです。結果として、「IoTビジネス」になっただけだと話していました。
目の前の課題に真摯に向き合い、その課題を解決するために最善の手立てを「いま」のテクノロジーに求めました。そして、既存のやり方にこだわらずビジネス・プロセスを変革しました。「IoT」というソリューションはそのための有効な手立てとなったわけです。
もちろん、こういう「課題」への切迫感はユーザーにしか分かりません。だからこそ、IT事業者やSI事業者は、ユーザーに寄り添い、ITの専門家の立場から一緒になって課題解決に取り組まなくてはならなりません。「共創」とはそういう取り組みを言うのでしょう。そのとき、ユーザーから求められたテクノロジーを提供するだけではなく、新しいテクノロジーを前提にビジネス・プロセスの「あるべき姿」を示し、既存のビジネス・プロセスの変革を共に考え促すことも大切な役割となります。
いつの時代も最適解は新しいのです。1年前の最適解は、いまは最適解ではないかもしれません。そして、その変化を生みだすテクノロジーの進化は、これまでに無く加速しています。そういう、新しい常識を常に懐に携えて、ユーザーのビジネス・プロセスの変革に貢献することが、結果として「IoTビジネス」になるのです。
IoTビジネスをする」とは、「テクノロジー提供者あるいはその組合せのプラットフォームを提供するビジネスをすること」か、「テクノロジーを懐に携えてユーザーのビジネス・プロセスの変革に貢献すること」かのいずれかです。
IoTに関連したインフラを構築する、システムを開発する、運用管理や保守作業を請け負うといったビジネスは、既存のビジネスが抱える自動化や自律化、クラウド化などによる工数の減少や単金の低下といった課題をそのまま引き継ぐことになり、需要はあっても利益の出ないビジネスであることに変わりはありません。「IoTビジネス」でこの現実を変えたいというのであれば、自分たちが提供するビジネス価値を変えてゆくことを覚悟すべきです。
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今月2月より、新期となりました。
事業部としては、5期目にはいります。
前期はお陰様で増収増益を達成でき、社内においても成長事業と認識されるようになってきました。
着実にお客様も増え、責任の重さを益々実感する期となりました。
今期においても、すでに多くの受注案件をいただき更なるチャレンジをさせていただきます。
より多くの、提案をできるように精進してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
KenKumagai