2016年12月30日金曜日

今年もありがとうございました。

本日で、今年の営業を終了いたします。
決算まであと1ヶ月という年末です。 
なんとか、目標を達成し来期への道筋ものこせる今年となりました。
更なる飛躍を目指し、スキルの向上、人員の増員、そしてそれによる提案力、サポート力などのUP
実現してまいります。
引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。
                                                                         クラウドソリューション事業部
                                                                                     事業部長 熊谷  健

以下は我々の得意とするソリューションのひとつをおさらいします。

デスクトップの仮想化
サーバーの仮想化でも使われているハイパーバイザを使い、サーバー上にユーザーが手もとに置いて使うPCの代わりとなる「仮想PC」を稼働させます。その画面(デスクトップ画面という)をネットワーク介して、手もとのPCのディスプレイに転送・表示させ、キーボードやマウスなどの入出力装置を利用できるようにする技術で、VDIVirtual Desktop Infrastructure)とも呼ばれています。
例えば、仮想PCWindowsを動かし、WordExcelを使い作成した文書や表は、自分の仮想PCに割り当てられたサーバーのストレージに保存します。ユーザーは、手元にあるPCのディスプレイに向かい、キーボード、マウスを操作しますが、実際に使うプロセッサーやストレージはサーバーのものです。

■アプリケーション仮想化
PCの全機能ではなく、特定のアプリケーションだけをサーバーで動かし、ネットワークを介して複数ユーザーで共用する技術です。さらにネットワークが切れているときでも操作を継続できるようにしたソフトウェアも登場しています。
どちらも管理されたデータセンターに設置されたサーバーで動かすため、データの持ち出しは困難です。また、盗難や置き忘れで手持ちのPCがなくなってしまっても、管理者が、そのPCから仮想PCへのアクセスを遮断してしまえば使えなくなります。さらに、忘れがちなバックアップやセキュリティ対策などを運用管理者が一括してできることから、安全安心の担保、運用管理負担の軽減にも役立ちます。また、自宅で仕事をする場合、自宅のPCからネットワークを介して会社で使っている仮想PCのデスクトップを呼び出せば同じ環境をそのまま使えます。これは、災害や事故でPCが破損してしまっても使えることから、事業継続の観点からも注目されています。
「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」は、共に手元のPC側にOSやアプリケーションを導入する必要はありません。ならば、ネットワークに接続でき、画面表示や入出力操作の機能を動かすことができるだけの必要最小限のメモリやプロセッサーでも十分です。また、プログラムや作成した文書や表などのデータをPC側に保管する必要がないのでストレージも不要です。
そこで、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の使用を前提に機能を最小限に絞ったクライアントPCが作られました。これをシンクライアント(Thin Client)と言います。Thinとは、「やせた」という意味です。ちなみに、通常のPCを、Fat(太った)Clientと呼ぶことがあります。

最近では、タブレットやスマートフォンのアプリで、シンクライアントの機能を実現しているものもあります。
シンクライアントは、高い処理能力や大容量のストレージを搭載した一般のPCに比べて大幅に安価です。また、ユーザー個別の設定やアプリケーション、データはサーバー側で管理していますので、仮に機械が故障しても復旧作業を行わず取り替えるだけで使用を再開できるのでユーザーの管理負担は少なくてすみます。
また、シンクライアントにはストレージはなくデータは保管できませんから、サーバーに接続する手順が分からなければ、盗難に遭ってもデータが盗まれる危険はありません。セキュリティの観点からも安心です。
「シンクライアント」は、このような機能を絞り込んだPCの名称として使われています。さらに、「シンクライアントが利用できる仮想化方式」すなわち、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の総称としても使われる場合があります。

いかがでしょうか?
今年の台風10号の被害でも、この技術、製品が効果を発揮いたしました。
もうこのソリューションで何年も勝負しております。

来年もこの武器で皆さまにサービスを展開してまいります。 
よろしくお願いいたします。

来年もよい年でありますように。



2016年11月17日木曜日

ITソリューション塾より 『10年後の常識から逆引きして、これからの施策を考える』

いつも拝見しているITソリューション塾より、こんな記事がありました。 

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2006年、ライブドア事件が世間を賑わせたこの年、NTTドコモの携帯は世界最高速の通信方式HSDPA3.6Mbps)のサービスを開始しています。ソフトバンクがボーダフォンを買収し携帯電話事業に参入したのもこの年でした。

当時は、ノートPCのメモリーは512MBが標準となり、Windows XPInternet Explorer 6が圧倒的なシェアを誇っていました。

サーバーは自社で所有するのが当たり前で、仮想化はOAには使えても基幹業務には使えないというのが常識の時代でした。そんな時代にAmazonが「Amazon Simple Queue ServiceSQS)」、「Amazon Simple Storage ServiceS3)」、「Amazon Elastic Compute Cloud EC2)」のサービスを開始しています。当時GoogleCEOであるエリック・シュミットが「クラウド・コンピューティング」という言葉を使う少し前のことでした。AppleiPhoneを発売したのはその翌年(2007年)のことです。

それから10年目の2016年、スマートフォンが当たり前の時代になり、NTTドコモのプレミアム4Gサービスは300Mbpsのサービスを提供、PCは出荷台数を落としています。

基幹企業はパブリック・クラウドやホステッド・プライベート・クラウドへ移行させる取り組みがここ数年急速に増えています。

たぶんこれからの10年の変化はもっと加速するでしょう。例えば、回線速度がいまの100倍の5Gが当たり前に使われるようになれば、自社でLANを引く企業はなくなってしまうかもしれません。そして、リモートワークは当たり前になっています。自社でサーバーを所有する企業はほとんど無くなり、パブリック・クラウド上に自社システムやデータを持ち、他のSaaSと組み合わせて使っている時代となっているでしょう。

人工知能が生活やビジネスの随所で使われるようになり、スマートフォンに語りかければ自動運転タクシーが迎えに来てくれます。物流に自動運転のトラックやドローンは当たり前となり、IoTによって、私たちの日常はことごとくデジタル・データでつながり生活や仕事の効率は大幅に上がっています。自動車や生活用品、宿泊施設など様々なモノはシェアされ、低コストでも便利で豊かな生活ができるようになっているかもしれません。

アジャイル開発は当たり前の時代となり、PaaSAPIBRMSなどの高速開発ツールを活用し、効率や品質は桁違いに高まっているはずです。

数千人月のビッグ・プロジェクトが終焉を迎えつつあるあるいま、そんなこれからの10年に向けた取り組みにIT需要は大きくシフトしていきます。システム開発の需要がなくなることはなく、むしろ、これからのデジタル社会の進展を考えれば、その需要が拡大するはずです。しかし、そこに求められる価値は、柔軟性とスピード、そして開発生産性の高さです。工数の提供ではないことを覚悟すべきです。


そうなれば、ビジネス・モデルや収益構造の転換を急速に推し進めなければなりません。既存エンジニアの再教育、新入社員研修も、そんな時代の変化に対応してゆかなければなりません。

原文のまま

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ほんとうに、私がこの業界にはいって30年近くたちますが、ITの進歩は凄まじいもの
でした。 現在を予測することはまったくできず、驚きと勉強の日々であったことをいまさら感じております。
そして、現在から将来を予測するために、たくさんの情報を手に入れ若手の力を借りて邁進したい今日この頃です。
かなり、私自身 柔軟性やスピードをかなりなくなってますのでこれからの人材に期待し育てなくてはならないなあと思っています。

                               kumagai

2016年10月16日日曜日

当事業部の近況

今年の夏もおわり、かなり秋めいてきました。
ストーブのお世話になり始めた今日この頃です。

さて、今期(~20171月)もあと、今月を入れて4か月と目標クリアに向けてラストスパートとなってきております。
今期は、いまのところ売上、利益ともに前期実績を上回り年間目標に対して売上77%、利益80%までになっています。
当事業部の主力技術である、仮想化関連プロジェクトが堅調に推移して実績を計上できているのが大きな要因となっています。
今後、自治体向けのネットワーク強靭化に対する提案がどう受け入れていただけるかが今期の締めまた来期の始まりとなります。
また、従来より提案させていただいているサーバの集約についての仮想化も実績をさらに積み重ねさせていただいております。
他に、民間企業向けのソリューションとしてタブレットやスマホを利用した何種類かの管理システムを開発稼働させたことも今後に向けた好材料と思っております。
詳細については、この当事業部のサイトにおいてご紹介してまいります。

来期へ向けては、更なるスキルの向上を個々が図り時代の変化にいかに対応していくかを課題として掲げております。

人材の確保についても継続して図っていくつもりでおります。
当社、当事業部、当事業内容にご興味のある方は、ご一報ください・・・。

                                                                                                     Kumagai



2016年9月3日土曜日

営業のプロ意識とは・・・

とあるブログから

自分の役割を追求し、それを極めようとうと手を抜かず、常に結果を出し続ける「こだわり」が、プロを感じさせるオーラとして放たれます。それが簡単にできないことだからこそ、そのオーラに感動するのでしょう。
                                    
では、営業にとっての「こだわり」とは何でしょう。それは、「数字」です。何が何でも数字を達成する。その執着と実現するための徹底的なこだわりを持つこと。それが、営業のプロ意識ではないでしょうか。

売上、利益、新規顧客獲得数など営業にはそれぞれに様々な数字が課せられます。それをなんとしてでも達成する。その必達の意識こそ、営業のプロ意識です。

運もあるでしょう。担当するお客様の経営状況や社会状況にも左右されるかもしれません。それでも、なんとしてでも営業目標を達成する。環境が悪ければ、それを改善するなり、ほかの道を探ることです。言い訳をせず、いかなる状況にあっても「数字を作る」、その執着心こそ、営業のプロ意識です。

「お客様に嘘をついたり、だましたりして、何とか数字を作ることだってできるんじゃないですか?それでも数字を作ればプロなんですか?」

とんでもありません。数字を作るとは、そんな簡単なことではありません。ごまかし程度では小さな数字は作れても大きな数字は作れません。そしてなによりも次はありません。「数字を継続して出し続ける」こともまたプロのこだわりです。

私達の仕事は、お客様の価値を高め、その価値に対する対価を頂く仕事です。その価値を提供できなければ、数字もありません。そのためには、お客様の未来や幸せにもこだわりを持たなければなりません。数字はそんなこだわりの見返りなのです。

また競合に勝つことへのこだわりも大切です。競合の存在は、自分たちの弱点に気付かせてくれます。その弱点を克服し、よりお客様にとって価値ある提案をするための気付きを与えてくれます。ですから競合との戦いは、自らの提案の完成度を高めるための取り組みであり、その戦いに勝つことは、お客様により大きな価値を提供できることを意味しています。そうすれば数字は自ずとついてきます。

数字への執着、それを継続する力、競合の存在を励みにする意識が、営業のプロ意識を作ります。

営業の数字へのこだわり度合いを確かめることは簡単です。それは、自分の営業目標をすらすらと空で言えるかどうかです。数字をすぐに言えないようでは、数字にこだわりを持っているとは言えません。

また、「プロ意識」を持っている人たちには「心配性」の人が多いような気がします。本当にこれでうまくいくだろうか、この内容で相手は納得してくれるのだろうか、この金額は妥当なのだろうか、そんな心配をいつもしています。だから少しでも良くしようと細部にもこだわり、完成度を高めてゆこうとします。だからお客様も納得して受け入れてくださるのです。

プロ意識とは自分の仕事にこだわり抜く態度です。そうやって仕事に向き合うことで自らのスキルにも磨きがかかってゆきます。そんなプロ意識を育てるためには、経営者やマネージメントが仕事への徹底したこだわりを示し、厳しい目で部下の仕事へのこだわりを促すことしかありません。もちろん研修もひとつの手段となりますが、習慣を作らずしてプロ意識を育てることはできません。

「自分は自分の仕事や数字にこだわっているだろうか?」


~ いまいちどプロ意識を持つために、振り返ってみたいと思います。

                               Ken Kumagai

『一連の台風、とくに10号の影響により、被害を受けられた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く復旧されますことを、お祈りいたします。   』

2016年7月20日水曜日

M2MとIoT

モノにセンサーを組み込み、データを収集し監視するという仕組みはIoTという言葉が登場する遙か以前からありました。1964年に開通した新幹線、1974年に運用が始まった「地域気象観測システム:アメダス」、1970年代に始まった生産設備の自動化などでも、同様の仕組みが使われていました。しかし、それらはどれも特定の業務目的に特化した仕組みで、他のサービスで再利用されるといったことは想定されていませんでした。このような仕組みは、やがてM2M (エム・ツー・エム:Machine to Machine)と呼ばれるようになります。

その後、センサーやコンピューターの小型・高性能化、低価格化が進み、通信も高速・高性能化とともに料金が大幅に下がりました。また、インターネットやクラウドの普及とともに、M2Mの適用領域は大きく拡がります。そして、様々な「モノ」がインターネットに接続され、さらにはモノ同士がお互いにつながるようになり、IoT(アイ・オー・ティー:Internet of Things)という用語がM2Mに置き換わるように広く使われるようになりました。

IoT」という用語は、商品だけではなく様々なモノをインターネットにつなぐ概念として、その後転用されたと言われています。

IoTがかつてのM2Mと本質的に違うのは、センサーを搭載した機械やモノの数が桁違いに多いことに加え、インターネットやクラウドというオープンな仕組みの上で使われ、自社以外の企業ともつながり、新たな組合せを生みだすことができることです。例えば、

・あなたが持っているスマートフォンのGPSを使えば自分の位置が分かります。そんなGPSのデータを大量に集め、その移動時間やルートを解析することで、地図上に「道路の渋滞状況」を表示させることができます。
・自動車に組み込まれたセンサーによって運転手の運転の仕方を分析し、運転手ごとに省エネ運転や安全運転のアドバイスを行うことができます。さらにそのデータを保険会社と共有することで、安全運転をしている運転手の保険料を割り引く自動車保険が登場しています。
・損保会社は、気象情報企業が集めた気象データを用いることで、将来における住宅や設備の損害請求を予測し、悪天候や災害が起こるリスクや影響を地域ごとに定量化することができます。そのリスク情報に基づいて、契約者個別の保険内容を組むことや財務上のリスクを減らすための取り組みができるようになります。 また、天候の悪化が予想される地域を走行しているドライバーにスマートフォンから注意を促し、近辺のスターバックスでやり過ごすように促し、そのための割引クーポンを発行できるようになります。それによって、事故を未然に防ぎ保険料の支払いを減らすことができます。

データで様々なサービスがつながることで、IoTはビジネスに新しい組合せを生みだすエコシステムを築きます。それが、これまでには無かった便利で効率のよいサービスや社会システムを登場させる基盤となるのです。


2016年6月12日日曜日

ほんの近況です

当事業部の新人くん・・・(まだ非公開)
3か月経過し、お試し期間が終わり更なる成長を期待するところです。
もう、世の中は採用タイミングが終わった頃に急きょ募集しましたのでいいヤツが入ってくるのか不安と期待の入り混じった中で面接を行いまいした。
技術系スタッフを優先しましたので、なかなかどう自信の力を発揮できるのか見極めるのが難しかったのですが、真面目さとフレンドリーな容姿で決めました・・・。
今後、お客様の元へ伺うこととなりますが、よろしくお願いします。


当社のある事業のスタッフと話し合いました。
売上を上げるのになにをしたらいいのか? テーマはこれです。
ここ数か月間、一定の売上をあげられるようになってきましたが、会社としてはもっとUPしてほしいと宿題をだしました。
会社としては、売上金額のUPが目標です。
それぞれのスタッフは、販売点数を上げる、多くのお客様に販売するなどなど、提示したノルマを達するための自身の目標をたて、そのための方法を話し合いました。
様々な意見がでてきましたが、早急にそれをまとめ上げるように指示しました。
どのような案がまとめられるのか、次回を期待しているところです。


わたくし、朝5:30あたりに散歩(愛犬とともに)をしているのですが、日の出がはやくなるにつれジョギングをする方々が増えてきていることに気づきます。
最近は、親子(子供は小学生)もみかけるようになってきました。
子供の大会目的か、親の運動不足解消のためか?
前を走るお父さんが、突然リタイヤし子だけが走り続け、結構向こうでUターンして戻ってきてまたいっしょに走り出す・・・。
あ~、思い出すなあ。
わたくしも同様な日々を送っていたっけ。
その練習のおかげで親子マラソン大会に出場していました。
その頃は子供たちをひっぱって走っていましたが、いまではジャンプすれば肉離れ、ダッシュしても肉離れ、万全な体調がない日々、愛犬にひっぱられる始末です。








                                              Kumagai


ある島の夕方(19:00ころ)
島嶼防衛の現状視察に・・・

2016年5月7日土曜日

ITの役割

ITに関する記事です。
我々(提供者側)は、ITの利用活用する点において、お客様を変えてゆく努力が必要になります。しかし、「ITは道具に過ぎない」とITの役割を自ら貶めているようでは、お客様にITの価値を伝えることはできません。そのことを問い直す必要があります。
では、ITとはどのような役割を担っているのでしょうか。改めて整理してみましょう。


➀ビジネスの変革や新たなビジネスの創出を促す「思想としてのIT」
  ITの進化はこれまでの常識を崩壊させてしまいました。例えば、

・高額な機器を購入し専門的なスキルを持つエンジニアいなければ扱えなかったコンピューター
 は、クラウドの登場で月額数百円や数千円から簡単に使えるようになりました。

・機器の動作や状態を把握するには数万円から数十万円はする高価で大きなセンサーを取り付 
 け、大きなコンピューターを横に置き、月額数十万円もする自社専用の通信回線でつながなくて
 はなりませんでした。いまでは、数円から数百円のセンサーをワイシャツのボタンサイズのコン
 ピューターにつなぎ、月額数百円の携帯電話の回線を使って世界中につながるインターネットを
 介して、様々なモノの動作や状態を把握できるようになりました。

・専門家の経験やノウハウは人工知能に置き換えられ、誰もがインターネットを介して、ほとんど無
 料に近い金額で利用できるようになりました。専門家以上の精度で未来を予測し正確な判断を下
 してくれる分野も増えつつあります。


ITが既存の常識を破壊し、新しい常識や価値観を生みだしています。言い換えれば、ITはものごと
を考えるとき、これまでとは違う新しい解釈を与える思想という役割を担っているのです。
そんな「思想としてのIT」は、ビジネスの変革や新たなビジネスを創出する原動力となります。「思
想としてのIT」と付き合うには、ITのトレンドを探り、その価値や世の中に与える影響を知ろうとする
ことが大切です。


②ビジネスの効率化や品質を高める「仕組みとしてのIT」
ITが仕事の流れを円滑にし、効率を高めてくれます。例えば、

・業務の手順を知らなくても、注文データを入力すれば手続きは自動的に進んでゆき、関係する人
 に通知され、倉庫から荷物が出荷されます。請求書も自動で発行されます。

・コールセンターでお客様からの問い合わせをうければ、かかってきた電話番号からそのお客様の
 名前や過去のお問い合わせ、購買履歴が表示されます。電話に応対する人はその情報を見な
 がらお客様に迅速で適切な応対ができます。

・誰がどのように手続きをしているかを知らなくても、交通費や経費をパソコンの画面に表示された
 書式に従って入力してゆけば、承認手続きから銀行口座への振込まで自動で処理されます。

ITはそんな「仕組み」を実現しています。
「仕組み」とは、業務の手順を作業単位、すなわち「プロセス」という要素に分解し、時間軸に沿って
 並べたものです。無駄なプロセスを省き、効率の良いプロセスの順序を決め、誰もが使えるよう
 に標準化します。それをコンピューター・プログラムに置き換えることで、誰もが間違えることなく、
 効率よく仕事を進められるようにしたのが「仕組みとしてのIT」です。経理や人事、受注、調達、生
産、販売など、様々な業務プロセスがプログラムに置き換えられてきました。一旦、プログラムに置
き換えられた「仕組みとしてのIT」は、人間のように融通を利かせることはできません。それを逆に
利用して、「仕組みとしてのIT」を使わせることで標準化された業務プロセスを業務の現場に徹底さ
せ、コストの削減や品質の安定、作業時間の短縮を実現しています。
一方、そんなITが停まってしまえば、仕事ができなくなってしまいます。時には経営や収益、社会に
大きな影響を与えかねません。例えば、航空会社の座席予約・管理システムが停まれば飛行機を
とばすことができず社会問題になります。月末に銀行の決済システムが停止すれば、入金をうけら
れない企業が社員に給与を払えなくなるかもしれません。
もし、仕事の効率を高めたい、ミスを無くして仕事の品質を高めたいのであれば、その業務プロセ
スを改善すると同時に、それを動かしているITも手直しが必要になります。
このように「仕組みとしてのIT」は業務の「仕組み」を実現し、ビジネスの効率や品質を高める役割
を果たしています。
そんな「仕組みとしてのIT」と付き合うには、経営や業務の現場の人たちが、ITの常識や価値、可
能性や限界を正しく理解し、ITの専門家と議論しながら、最適な仕組みを作り上げてゆくことが大
切です。


➂利便性の向上とビジネスの多様性を支える「道具としてのIT」
ITは仕事や生活を便利にしてくれる道具として使われています。例えば、

・スマートフォンやタブレットを使えば、どこからでも連絡がとれます。また、地図や乗り換え案内の
 アプリを使えば、無駄なくスムーズに目的地に移動できます。

・表計算ソフトやワープロ、電子メールなどのオフィース・ソフトは、仕事の効率や質を高めてくれま
 す。

・帳票や表示画面のレイアウトを画面に描いてゆくと自動的にプログラムを書いてくれる開発支援
 ツールを使えば、プログラミングを知らない業務担当者が、情報システムを開発することができま
 す。

そんな「道具としてのIT」は、ITの専門家に任せることのできるITです。もちろん、ビジネスの現場
でどのように使われるか、あるいは使い勝手や機能などは、それを利用する業務の現場の人たちの評価に耳を傾けなければなりません。しかし、先々の技術動向や他の製品やサービスと比較したコストパフォーマンスなど、専門家でなければ判断できないことも少なくありません。「道具としてのIT」と付き合うには、テクノロジーやトレンドに精通したITの専門家主導ですすめてゆくといいでしょう。


④収益を拡大させビジネスの成長を支える「商品としてのIT」
ITはそれ自身が商品となって、お金を稼いでくれます。例えば、

・スマートフォンやパソコンから楽しめるオンライン・ゲームは、ネットの世界で武器やアイテムを販
 売し、より難しいシナリオへの挑戦を有償で提供しています。

・オンライン・ショッピング・サイトは、商品の品揃えばかりでなく、利用者のこれまでの購買履歴や
 趣味嗜好を分析し、最適な商品を推奨し、売上を拡大させています。

・銀行の預貯金や決済、融資といった業務は、実際の現金の移動ではなく、台帳データを書き換え
 ることでおこなわれています。そのデータを書き換える毎に手数料が発生し、銀行に収益をもたら
 します。

このようにITを駆使して作った情報システムが商品となってお金を稼ぎ、ビジネスの成長を支えています。そのため、その出来の善し悪しが収益を大きく左右することになります。
そんな「商品としてのIT」はその商品の事業を担う人たちが責任を持って設計、構築、運用をしなくてはなりません。マーケティングや営業も深く関わってくるでしょう。当然、ITにできること、できないこと、そしてITがもたらす価値や可能性を深く理解しておく必要があります。設計、構築、運用の実務はITの専門家に任せることはできますが、その成果については事業を担う人たちが責任を担わなくてはなりません。


「商品としてのIT」と付き合うには、ITについて深く精通し、ITの専門家とどのような商品を作るかを、技術的なことに踏み込んで議論ができなくてはなりません。


「ITは道具である」という考えが何も間違えであるとは思いません。しかし、そう言い切ってしまい、その役割を狭く捉えることで自らの役割も矮小化させてしまっては、新たなビジネスの発想も狭まってしまいます。


ITの役割を大きく捉え、自らの役割を問い直すと共に、お客様にもそのことを伝えてゆくことでお客様も変えてゆく、そのように取り組んでいきたいと考えております。


                                                 Kumagai




4月下旬 市内中津川かわら


ごちそうさまでした。








2016年4月9日土曜日

わたくしの近況

おっと気が付いたら、4月になってました!
決算処理が3月いっぱいで終了し、前期も確定しました。
なかなか利益を残すことが難しい1年で、ラストスパートの追い込みにより若干減収減益な面はありつつも最低限達成したかなというところです。
当事業部においては、売上及び利益が減少しましたが、当初の予定とおり内部に投資(開発等)する期となりました。この結果は今期以降に大きく貢献してくれるものと期待しております。
そのとおり、本社(工務)、そして当事業部も順調なスタートになっております。

3月(今年にはいってから)は、私にとってプライベートでも多忙というか気疲れする月でした。
自分の出身校(高校、中学、小学校)の卒業式に出席をし、母校の校歌をひさしぶりに歌い、後輩の笑顔や涙をみることができました。
出身母校3校に同年にいけるなんて結構ないことですかね、まず我が3人の子供がそれぞれに在籍して年がそれなりにはなれていて・・・、という境遇があってのこと。
高校、中学校は自分の娘の卒業生父母として、小学校は来賓としての出席でした。(うちの息子は5年生)
あまり記憶の無い自分のころを思い起こし重ねてみると、みんな立派に成長し次へ進んでいく様子がなんとも頼もしい感じをうけました。
というよりも、2人の受験生をもつ状況でしたので、気を遣うというかなんというか・・・、その点あまり頼りにされてませんでしたので、とにかくインフルエンザを持ち込むなとか勉強の邪魔をするなとか、あそこに送れとか迎えにいけとか・・・。
なんとか、どちらも希望の進路に進めたことはなによりでした。

さて、当社の秘密戦隊くまごろうさんですが最近若干いくところ(遠方)がかぶったりしてます。
2月は、沖縄、今月は福岡など、私はそこにある営業所の管理というか支援ですが、彼はやはり夜の徘徊じゃないかと怪しんでます。 その証拠に、その地のラウ○ジの○マさんから電話がひっきりなしにあるようで、自分が行けないと、私をはじめ自分以外の知り合いの動向をリークし、その方々に行かせ面目を保っているようです。
私も先日、沖○の○マさんから電話があり、いきなり「今いるでしょ」的な連絡があり、おかしいなと思ったらウラで操っていました。
実際は、盛岡にいたんですけど・・・。(数日ずれてました)
とにかく、彼の情報網は恐ろしいほどで、関連することはなんでも耳にはいってきて知っているということが最近わかりました。この点はまた次回詳細を調査し報告させていただきます。

当社は4月より、福岡営業所(福岡県福岡市博多区 福岡空港近く)を開設いたしました。


                               Ken Kumagai

I Love NY


2016年2月25日木曜日

ITソリューション塾より・・・

ITは鉛筆、消しゴムと同じで道具に過ぎない。それをどう使いこなすが大切だ。」
こういう説明を聞くことがあります。しかし、この表現はすこし乱暴ではないかと思っています。そこでITを「企業価値を高めるためのIT」と「顧客価値を高めるためのIT」に分けて考えてみてはどうでしょうか。ITとはどういうものか、その役割がよく分かるはずです。
企業価値を高めるためのIT
コスト削減、期間短縮、競争力強化など、ITは企業価値を高めるために使われます。企業価値を高めるためには、利便性を追求し、効率を高めなくてはなりません。また、事業のあり方を変革することも必要です。それらを実現するために「道具としてのIT」、「仕組みとしてのIT」、「思想としてのIT」の3つが使われています。
道具としてのIT
スマートフォンやパソコン、サーバーなどのハードウェア、ワープロやスプレッドシート、電子メールなどのソフトウエアは、鉛筆や消しゴム、手帳などの道具を置き換えるものです。これらを使うことで、仕事の効率や品質を高めることができます。これらを「道具としてのIT」と呼びます。
効率よく確実に日常業務を行うために必要な手段、すなわち戦術を支えるITということもできるでしょう。コストや使いか勝手の良さ、さらには多くの人が広く使っていることで、お互いにやり取りが容易になるなどの利便性が大切になります。
 「道具としてのIT」の選択は、そのことに精通した専門家に任せることも可能です。使う人たちの意見を聞きつつも、ITの専門家が様々な選択肢を比較検討し、自社に最適な道具を選択してもらうことが賢明です。
仕組みとしてのIT
生産や販売といった業務には、企業としての独自のノウハウが詰まっています。そのノウハウこそが、企業の競争力の源泉です。この大切な業務を効率よく、そして滞りなく行えるようにITは使われ、生産管理システムや販売管理システムが作られています。そこには業務の手順や手続きが組み込まれています。ですから、必要なデータを入力すれば業務が進んでゆきます。
もしそんなシステムが障害を起こして使えなくなってしまったら業務ができなくなってしまいます。また、業務改善のために仕事のやり方を変えようということになれば、情報システムにも手を加えなくてはなりません。このように業務の仕組みと不可分なITを「仕組みとしてのIT」と呼びます。作戦を支えるITと言うこともできます。「事業目標を達成する」、「業務効率を3割向上させる」、「営業利益を5%から10%に改善する」などの目標を達成するための取り組みを支えるITです。また、「他社とは比べものにならないビジネス・スピードで競争優位を確立する」、「価格破壊で市場を席巻する」、「これまで誰もやらなかったことで新たな市場を切り開く」といった事業施策も戦術です。 
戦術は、商品やサービスの内容も重要ですが、業務の手順や情報の流れが戦術に最適化されていなくてはなりません。ですから、「仕組みとしてのIT」は、業務とITの専門家たちが協力しながら共に作り上げてゆく必要があるのです。
思想としてのIT
ビッグデータやIoT、人工知能など、テクノロジーの進化は留まることを知りません。少し前までは「そんなことは無理」だったものが当たり前に使えるようになりました。このような常識の転換、すなわちパラダイム・シフトがいま急速に進んでいます。
かつての常識は非常識となり、あらたな常識に置き換えられています。そんなITの新しい常識からビジネスのあり方を見直してみると、まったく違う仕事の進め方やビジネス・モデルが見えてきます。
リモートワークやモバイルワークなど、ワークスタイルの変革を進めるにもITは欠かせません。また、ソーシャルメディアやWebメディアを活かして、これまでリーチできなかった新たな顧客を創造するためにもITが必要です。
このように、新しい常識を可能にするITを「思想としてのIT」と呼んでみてはどうでしょう。戦略を描くためのITと言うことができるかもしれません。戦略とは、「目指すべきゴールを定めそれを達成するために描く物語やシナリオです。先に紹介した、作戦はこの戦略を実現するためのひとつひとつのプロジェクトであり、戦術はそのプロジェクトを遂行するための手段や道具という関係です。
ITがもたらす新しい常識は、ビジネス・モデルやワークスタイル、顧客創造のありかたを大きく変えてしまうでしょう。「目指すべきゴール」が変わってしまいます。その新たなゴールへ至るシナリオを作り直すことで、これまでには思いも寄らなかった新しい企業価値を生み出せるかもしれません。
顧客価値を高めるIT
「企業価値を高めるIT」は、自分たちの企業や組織のためのITです。これに対して、「顧客価値を高めるIT」は収益を拡大するためのITです。「商品としてのIT」と言い換えることができます。
例えば、オンライン・ゲームやオンライン・ショッピングの仕組みは、そこで使われる情報システム自身が商品となっています。また、証券会社のトレーディング・システムや銀行の預貯金、為替などの勘定系システム、通信事業者のネットワークやそれを運用管理するシステムは、それらが売上を稼いでくれるわけですから商品そのものと言えるでしょう。
他社との差別化や競争優位の維持は、マーケティングや研究開発の成果です。その成果を情報システムとして実現しなくてはなりません。単なる手段ではなく、収益を生みだす商品そのものなのです。
事業の収益に責任を負う人たち、商品開発に関わる人たち、マーケティングに関わる人たちが、ITの専門家たちと一体となって取り組むべきITなのです。
「企業価値を高めるIT」も「顧客価値を高めるIT」も重なる部分は少なくありません。また、立場によっても違ってくるでしょう。例えば、クラウド・サービスは、それを利用する側にとっては「道具としてのIT」となりますが、サービスを提供する側としそては「商品としてのIT」となります。
このように考えてみると、ITの専門家に任せられるのは「道具としてのIT」だけです。それ以外のITはどれも経営や事業の仕組みと不可分です。「ITのことは分からないからITの専門家に任せればいい」という言い訳は許されないことがおわかりいただけるはずです。

ITソリューション塾(2/24)より

                               Ken Kumagai




















2016年2月4日木曜日

初心

今年になって、すでに1か月を経過しました。
当社は1月が決算なため、年始早々ばたばたでした。
年間売上の20億をキープするため、11月から予想、計画、実行と悪くない決算で終えるために喧々諤々でした。
なんとか、目標をクリアし次の目標へすすめることとなりました。
わがクラウドチームは、当初の目標を達成することができませんでした。しかし、これから皆さまに提供できうるスキルを構築できたと思います。
前期の不足分まで補える実績を得ることができる期になることを信じています。

当事業部の名称にはソリューションという言葉がはいっています。
その意味は・・・
IT業界では、この「ソリューション」という言葉が、多様されています。
本来、「ソリューション」とは、「お客様の課題を解決すること、あるいは、その解決の手段」です。しかし、実態は、「わが社のソリューションは・・・」と称して、自社の商材を「ソリューション」という言葉に読み替えているだけの会社も少なくありません。
それでは、どう考えても、「お客様の課題」の解決ではなく、「自分たちのノルマを達成し、売り上げを上げる」ための「自分の課題」を解決する行為に思われてしまいます。「ソリューション」という言葉が、このような使われ方をされることに、抵抗感を感じる方はいらっしゃると思います。
では、当事業部またIT業界の中で使われる「ソリューション」とは、いったいどういう意味なのか。
「ソリューション」の字義は、「解決または、解決策」です。では、何を解決するかといえば、お客様の課題を解決することです。ならば、解決すべき対象である「課題」とは、なんでしょうか。
「課題とは、お客様がこうありたいと"望んでいる姿(あるべき姿)""現状"との"ギャップ"」であると、ある講義で学びました。
そして以下のように教えていただきました。
たとえば、"あるべき姿"が、「売上高を100億円にする」と考えているお客様がいらっしゃったとしましょう。しかし、このお客様の"現状"は、「売上高が80億円」です。とすると、「20億円足りない」という"キャップ"が存在します。すなわちこれが、「課題」となるわけです。もし、あるべき姿と現状が一致しており、ギャップがなければ、課題は存在しないことになります。
このギャップを解消することが「課題を解決する」ことであり、その手段を「解決策=ソリューション」と考えれば、課題とソリューションの関係をすっきりとご理解いただけるのではないでしょうか。
ですから、「ソリューション」を提供するためには、まずお客様の望んでいるあるべき姿と現状を明確にする必要があります。お客様とこれらについての話もせずに、冒頭「わが社のソリューションは・・・」と演説することが、いかにソリューションという言葉からは程遠いものであるかは、いうまでもありません。
プロダクトやサービスなどの商材は、「お客様の課題を解決(=ソリューション)するための手段であって目的ではないのです。
お客様は、プロダクトやサービスをほしいわけではありません。課題を解決したいのです。その課題を解決してくれる確実な手段を提供してくれるのであれば、結果として、提案採用してくれるはず。この順序がひっくり返っては、いないでしょうか。
と・・・。
この学びが、いまの事業部の存在でありその意味をこめて「ソリューション」という言葉をチーム名にいれたのでした。
また今期についても、初心にもどりサービス展開いたしてまいります。

ついに99/ℓ(レギュラーガソリン)になりました!
この効果は大きいですよね。
会社的にも みんなで1日何キロ走っているでしょう・・・。大きな経費削減です。

前回記事にした当社の秘密戦隊○○ごろうさん(本人のクレームにより名前をふせます)情報です。
ただいま、コマーシャルで有名な ○○ザップに通っているみたいです。ちょっと一見わからないのですが、6Kgぐらい体重が減ったとかなんとか・・・。55歳ですごいチャレンジやな~と思っております。 巨○好きなトレーナーとともにがんばっていただき、テレビのようなAfterを期待しております。
また、那覇のスナックでは歌が上手という情報も得ました。最近は場所は沖縄、そして2月というのに『白い恋人達』を見事に披露したとのことです。
『夜に向かって雪が降り積もると悲しみがそっと胸にこみ上げる涙で心の灯を消して通り過ぎてゆく季節を見ていた ~ ただ逢いたくて もうせつなくて恋しくて…涙』
独身貴族の○○ごろうちゃん・・・ なにかあったのでしょうかね???


                                                                              Ken Kumagai