2017年8月9日水曜日

半期経過

あっという間に、8月になってしまいました。(私のいまの感覚ですが・・・)
事業部的には、7月で半期を経過し折り返しの月となっております。
このブログも、2か月空けてしまいました、少数の方々からのクレームありがとうございました。
毎週でも更新した気はあるのですが、若干面〇になって・・・。
さて、この半期の当事業部の実績報告ですが、2年にわたる準備も効果があり半年でほぼ年間目標を達成することができました。
数件の官公庁案件が受注できたことが大きな実績となっております。
昨期対比でも、売上120% 利益187% です。
後期以降もさらにチャレンジして、実績を積み重ね、当事業部らしい提案をおこなってまいりたいと考えております。

『スタッフ募集中』です。
営業職、技術職を若干名募集しております。 
随時面接しております。 希望される方はご連絡ください。

働き方改革という言葉が、よく聞こえるようになってきました。
5月のセミナーの時は、まだまだ耳慣れないような感じでしたが・・・。
それぞれの方々のとらえ方も様々で、人手不足の補い、労働環境の効率化、そして残業時間の撤廃など、
個々のプライベート時間の確保というとらえ方・・・。
当事業部のソリューションも、この点の課題解決ができうるものをどんどん提案、提供してまいります。


 Kumagai

新千歳空港

7月25日
きれいな真っ赤な夕日のとき
矢巾近辺

2017年6月2日金曜日

セミナーの御礼と営業とは?

まずは59日の、当事業部主催の『クラウドで働き方改革セミナー』にご参加いただいた方々に御礼申し上げます。
2630名のご参加をいただき、熱気ムンムンの中で開催させていただいたことをこの場で重ねて御礼申し上げます。
講師の方々にも、御礼申し上げます。
今回は流行りのITインフラの構築提案と働き方改革についてをテーマに行いました。
今後も様々な時代のニーズや課題を当社の提案で解決させていただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。

さて、いつも拝見しているITソリューション塾より、またもや参考になることが・・・・・・
以下いかがでしょうか?

営業に関わる多くの人たちから聞き取ったことを20項目に整理したものです。果たして、あなたは、あるいは、御社の営業は、どれだけ該当するでしょうか。こういうことを克服して行く取り組みが、必要になるのでしょう。

1.お客様とお客様の経営や業務について会話できない営業
2.自分がお客様の社長だったらと想像できない営業
3.お客様のビジネスに興味がない営業
4.ひとつの商材に固執し、それ以外の選択肢を説明しない営業
5.カタログ通りの説明しかできない営業
6.お客様の役に立つ話ができない営業
7.夢を語れない営業
8.テクノロジーを俯瞰し、自分達の商材をその中に位置付けて説明できない営業
9.自分の知っていることが正解だ思って、押しつけがましい話をする営業
10.やたら難しい言葉を駆使し、お客様に分かる言葉で説明しない営業
11.自分の話ばかりして、相手に話をさせない営業
12.相手の話を引き出そうとしない、あるいは引き出せない営業
13.商品を購入させようとするが、お客様の目的を達成する気がない営業
14.お客様のためにNOを言えない営業
15.社内や仕事関係者以外に付き合いがない営業
16.相手の立場や状況について想像できず気が回らない営業
17.新しい技術やツールで自分のワークスタイルを進化させられない営業
18.スケジュール調整や段取りが下手な営業
19.作成資料が汚い営業
20.電車の中で漫画やゲームに没頭している営業

このリストを見ていると、改めて「生き残れる営業」の3つの条件が見えてきます。

お客様を大切に思うこと(1〜6)
相手を大切に思うならば、相手の幸せを望み、それを実現したいと願い行動します。そのためには、相手をもっと理解しようと努力するでしょう。いま何に困り、何を実現したのか、業務や経営はどうなっているのか、そういった様々なことを知りたいと思うでしょう。そして、相手を幸せにするにはどうすれば良いかと思案し行動します。言葉を換えれば、「愛情」と言えるかもしれません。そんな想いを持って相手に接すれば、相手もこちらを受け入れ、一緒になって対処しようと思ってくれます。

知識と想像力を持つこと(7〜14)
これは、愛情にも通じる話でもあります。ただ、相手の全てを知ることは不可能です。だから、想像を働かせ相手を理解しようと努めます。そして、それを言葉や行動で示しながら、それが事実かどうかを確認して行きます。無粋な言い方をすれば「仮説検証」ということになるでしょう。自分の主張だけをまくし立て、これが理解できないおまえがおかしいと言わんばかりに、相手の言葉を封じ込める営業がいますが、このような行為に及ぶのは、次のような3つの場合です。
知識がない場合。つまり、自分が知っていることが少ないために質問をされても応えられません。だから、自分の知っていることをまくし立て、相手に反論の余地を与えないようにして自分を守ろうとするためです。
自分を客観的に見られない場合。「オレはこんな努力をしているのになぜ分かってもらえないんだ」と同じ理屈です。自分の知っていること、信じていることが正しいと思い込み、それを客観的な視点で批判的に評価しようとしません。これは、「勉強不足」いや「勉強嫌い」が原因ではないでしょうか。世の中のことを知ろうと努力すれば、自ずと自分の置かれている状況を客観的に見ることもできるようになります。自分が世界の中心ではなく、自分が世界のどこにいるかが分かるようになります。
想像力の欠如している場合。相手がいまどう思っているのかを想像できません。笑顔で頷いてくれているのが、たんなる社交辞令かもしれないとも想像できないのです。自己満足に酔いしれ、まるで神様にでもなったかのような陶酔に浸っている場合です。自分と相手の関係を想像できないことがこのような状況を生みだすのです。いずれにしろ、想像力なくして、相手との良好な関係を気付くことはできません。そのためには、知識を広め、深めることが前提になります。全ての分野でとは言わないまでも、自分が専門としている分野であれば、あるいは、自分の担当するお客様についてであれば、誰よりも詳しいという自負を持てるだけの知識を持つ必要があるでしょう。知識は、想像の精度や確度を高めます。それを提示できれば、お客様は、貴方を信頼の置ける存在として認めてくれるようになるでしょう。

自分を磨くこと(15〜20)
愛情や誠実さ、知識や想像力、これらをうまく働かせるには、武器を揃え磨かなくてはなりません。どんなに優れた提案であっても「汚い提案書」を平気で持って行くようでは、信頼はガタ落ちです。スケジュールや段取りを確実に効率よくこなす能力も必要になります。テクノロジーに支えられたツールをうまく使いこなし、効率を高め知識を収集する努力も怠ってはいけません。知識の幅を広めなくてはいけません。本を読んだり研修に参加したりすることばかりが知識の獲得ではないのです。お客様や社内以外の人たちとのコミュニティにも係わりことなど、自分を磨く機会をつくることに楽しみを感じられるようになることが大切です。


「生き残れない」とは、結果に過ぎません。お客様から必要とされる存在になれば、結果として生き残ることができるのです。そんな当たり前を常に意識できる組織を作ってゆくことが大切なのだと思います。

毎度毎度気づかされることばかりです。いかがでしょうか?

                                        Kumagai


2017年4月22日土曜日

5月9日開催セミナーのご案内

来月5月9日に、マリオスにおいてセミナーを開催いたします。
内容は、『クラウドで働き方改革』です。
詳細は→  http://www.hanada-cloud.com/event02/

前回の2015年2月以来の開催となります。
クラウドを活用したIT基盤を構築し、スマートなビジネス環境の中で働き方をより一層
改善改革できうるヒントをお伝えできればを考えております。

当事業部は、スタート当初から仮想基盤の構築を主たるサービスとして展開してまいりました。
サーバの統合化、クライアント環境の仮想化、クラウド環境を利用したシステム運用、さらにスマホなどのモバイル端末を利用したシステム運用などなどです。
このセミナーにおいてさらに多くのお客さまへご提案できればと考えております。

                                    Kumagai

中津川河原のサクラ

母校のサクラ



2017年3月11日土曜日

こんな営業をお付き合いされてますか?

あはは・・・ こんな記事をみました。
みなさまご覧になって参考にしてください。当然、わが事業部は参考にさせていただきますよ!
以下つきあってはいけない営業の特徴だそうです。

1.すぐにモノや工数を売りたがる。
2.どのようなシステムを作ればいいかを一方的に教えてもらおうとする。
3.世の中の常識を知らない。

クラウドが当たり前の時代に、お客様のためではなく、モノを売ろうとするのは、自分たちの目先の売上を何とかしたいからに他なりません。クラウドであれば初期投資は少なくてすむでしょう。また、需要の変動や変更へも迅速に対応できます。ビジネス環境が不確実な時代にうってつけです。
また、OSSPaaSを駆使すれば、アプリケーションは迅速に開発できます。使い勝手を少し我慢すれば、SaaSでも十分という判断もできるでしょう。そんな時代に工数と時間を掛けてイチからシステムを作りましょうというのは、あまりにも常識がなさ過ぎます。
また、「仕様をお客様が決めなくては、システムは作れない」という「正論」を振りかざし、積極的な提案をしない、できないというのは、付き合う価値のない営業の典型的行動です。
既存業務のシステム化や既存システムの改善であれば、お客様が「仕様をこうして欲しい」と言うことはできます。しかし、ITを駆使して「事業の差別化を図りたい」や「新しいビジネスを立ち上げたい」というお客様からの相談に、「やり方はお客様が決めて下さい」では、自らの役割を放棄するようなものです。
お客様も答えがないから一緒に答えを作ってくれと頼んでいるのに、それはできませんというのでは、付き合う価値などありません。プロとしてお客様をリードし、お客様と一緒に自らもリスクを負って答えを創りあげることのできない相手と付き合っても時間の無駄でしかありません。
例え既存の業務であっても、テクノロジーの進化を取り込めば、効率は劇的に改善できるかもしれません。しかし、そういう世の中の常識の変化に関心を持たず、新しい常識を教えることのできない営業もまた役に立ちません。
システムが完成し使い始めれば、そこから陳腐化は始まります。これは仕方のないことです。だから、アジャイルやDevOpsで、使っているシステムをその時々のニーズやテクノロジーに合わせて継続的に改善し進化させてゆくことが必要なのです。ビジネス環境が不確実な時代、その必要性は高まっています。
また、IoTの普及やAIの進化に関心を持ち、お客様の業務にどのように適用できるかの仮説を立てられない営業に自分たちの未来を相談しても意味がありません。
自社の製品やサービスは知っているけど世の中の常識を知らない営業であっても、事務処理を確実にこなすことができれば、それなりに役に立ちましたが、もはやそんなことはクラウドや人工知能で代替できますし、そちらのほうがミスもなく安心な時代です。
「こんな営業」になってはいないでしょうか。もしその心配があるのなら、いますぐ行動を起こさなければまずいことになります。変化のスピードは思いのほか急速です。私もこんなことを言いふらしますから、さらにスピードは加速するでしょう(笑)。
改めて、営業という仕事を再定義してみてはどうでしょうか。営業もまた、時代と共に役割を変え、進化してゆかなければならないのです。

~ ごもっともなご意見です。
我々もクラウドという名前をかかげているITサービス軍団です。
肝に銘じて、進化してまいります。


                                                                                          Kenkumagai

毎朝雪・・・

中津川

2017年2月3日金曜日

『IoT』とは・・・

昨今よく聞く『IoT』について、こんな記事がありした。
IoTとは?IoTInternet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続することを意味します。読み方はアイオーティーです。
ITベンダーもユーザー企業も「IoT」という言葉に魅了されています。
インターネットにつながるモノの数は急激な伸びを示し、先進事例として、コマツのスマート・コンストラクション、GEPredix、ロールスロイスのPower By The Hourなどが紹介されるようになりました。これは我が社も何か手を打たなければと焦りにも似た雰囲気があるようです。そして、いままでの人月積算型の収益構造に、もはや限界を感じ始めているSI事業者にとっては、「IoT」を突破口に新規事業を立ち上げて起死回生を図りたいという思惑も見えます。しかし、IoTビジネスとは何かが曖昧なままに、漠然とした期待感だけが、妄想のように膨らんでいるのではないかと思うことがあります。IoTのもたらすビジネス価値を否定するものではありません。しかし、インフラを構築する、システムを開発する、運用管理や保守作業を請け負うといった既存のビジネスの延長線上で、IoTビジネスを捉えてもうまくいかないことを覚悟したほうがいいでしょう。
IoTを次のように捉えてみると、この問題提起の本質が見えてくるかもしれません。
IoTはテクノロジーではなく、ビジネス・プロセスを変革する取り組みである
まず、IoTは単独のテクノロジーではないということです。例えば、
·        現実世界のアナログな出来事をデジタル・データとして読み取るセンサー
·        低消費電力で広域な通信(LPWAネットワーク)
·        膨大なデバイスを認証しログを管理する認証・デバイス管理基盤
·        多様な形式のビッグデータを維持管理するデータベース
·        それらを解析し価値ある規則性や関係性を見つけ出す機械学習など
多様なテクノロジーの組合せによって顧客の課題を解決する「ソリューション」です。
「ソリューション」とは解決すべき課題が前提です。そして、その課題に対してどのような解決策を導くかにより、必要とされるテクノロジーの組合せが変わります。
これがビジネス・プロセスの変革に貢献すること。例えば、コマツの「スマート・コンストラクション」は、土木工事の自動化を目指す取り組みですが、それには次のような背景がりました。
建設需要が増えているにもかかわらず・・・
·        高齢化によりベテランの職人が確保できない
·        経験の浅い人材を集めても経験がないので即戦力化できない
·        若い人が3K仕事の土木工事を嫌って集まらない
これらの課題を解決しなければ事業が継続できないという危機感から端を発しています。もはや人手に頼った土木工事ではこの課題を解決できません。ならば、テクノロジーを使い人間がいないことを前提にビジネス・プロセスを変革しようと取り組んだのです。そして、それを実現するために自分たちの経験や実績にとらわれることなく、センサーや自動制御などの新しいテクノロジーにも目を向け、最善の手立てを組み合わせた結果としてできあがったサービスが「スマート・コンストラクション」です。
この取り組みの責任者に話しを聞いたことがありますが、「IoTビジネス」をやりたかったわけではないそうです。結果として、「IoTビジネス」になっただけだと話していました。
目の前の課題に真摯に向き合い、その課題を解決するために最善の手立てを「いま」のテクノロジーに求めました。そして、既存のやり方にこだわらずビジネス・プロセスを変革しました。「IoT」というソリューションはそのための有効な手立てとなったわけです。
もちろん、こういう「課題」への切迫感はユーザーにしか分かりません。だからこそ、IT事業者やSI事業者は、ユーザーに寄り添い、ITの専門家の立場から一緒になって課題解決に取り組まなくてはならなりません。「共創」とはそういう取り組みを言うのでしょう。そのとき、ユーザーから求められたテクノロジーを提供するだけではなく、新しいテクノロジーを前提にビジネス・プロセスの「あるべき姿」を示し、既存のビジネス・プロセスの変革を共に考え促すことも大切な役割となります。
いつの時代も最適解は新しいのです。1年前の最適解は、いまは最適解ではないかもしれません。そして、その変化を生みだすテクノロジーの進化は、これまでに無く加速しています。そういう、新しい常識を常に懐に携えて、ユーザーのビジネス・プロセスの変革に貢献することが、結果として「IoTビジネス」になるのです。
IoTビジネスをする」とは、「テクノロジー提供者あるいはその組合せのプラットフォームを提供するビジネスをすること」か、「テクノロジーを懐に携えてユーザーのビジネス・プロセスの変革に貢献すること」かのいずれかです。
IoTに関連したインフラを構築する、システムを開発する、運用管理や保守作業を請け負うといったビジネスは、既存のビジネスが抱える自動化や自律化、クラウド化などによる工数の減少や単金の低下といった課題をそのまま引き継ぐことになり、需要はあっても利益の出ないビジネスであることに変わりはありません。「IoTビジネス」でこの現実を変えたいというのであれば、自分たちが提供するビジネス価値を変えてゆくことを覚悟すべきです。
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今月2月より、新期となりました。
事業部としては、5期目にはいります。
前期はお陰様で増収増益を達成でき、社内においても成長事業と認識されるようになってきました。
着実にお客様も増え、責任の重さを益々実感する期となりました。
今期においても、すでに多くの受注案件をいただき更なるチャレンジをさせていただきます。
より多くの、提案をできるように精進してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
KenKumagai

2016年12月30日金曜日

今年もありがとうございました。

本日で、今年の営業を終了いたします。
決算まであと1ヶ月という年末です。 
なんとか、目標を達成し来期への道筋ものこせる今年となりました。
更なる飛躍を目指し、スキルの向上、人員の増員、そしてそれによる提案力、サポート力などのUP
実現してまいります。
引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。
                                                                         クラウドソリューション事業部
                                                                                     事業部長 熊谷  健

以下は我々の得意とするソリューションのひとつをおさらいします。

デスクトップの仮想化
サーバーの仮想化でも使われているハイパーバイザを使い、サーバー上にユーザーが手もとに置いて使うPCの代わりとなる「仮想PC」を稼働させます。その画面(デスクトップ画面という)をネットワーク介して、手もとのPCのディスプレイに転送・表示させ、キーボードやマウスなどの入出力装置を利用できるようにする技術で、VDIVirtual Desktop Infrastructure)とも呼ばれています。
例えば、仮想PCWindowsを動かし、WordExcelを使い作成した文書や表は、自分の仮想PCに割り当てられたサーバーのストレージに保存します。ユーザーは、手元にあるPCのディスプレイに向かい、キーボード、マウスを操作しますが、実際に使うプロセッサーやストレージはサーバーのものです。

■アプリケーション仮想化
PCの全機能ではなく、特定のアプリケーションだけをサーバーで動かし、ネットワークを介して複数ユーザーで共用する技術です。さらにネットワークが切れているときでも操作を継続できるようにしたソフトウェアも登場しています。
どちらも管理されたデータセンターに設置されたサーバーで動かすため、データの持ち出しは困難です。また、盗難や置き忘れで手持ちのPCがなくなってしまっても、管理者が、そのPCから仮想PCへのアクセスを遮断してしまえば使えなくなります。さらに、忘れがちなバックアップやセキュリティ対策などを運用管理者が一括してできることから、安全安心の担保、運用管理負担の軽減にも役立ちます。また、自宅で仕事をする場合、自宅のPCからネットワークを介して会社で使っている仮想PCのデスクトップを呼び出せば同じ環境をそのまま使えます。これは、災害や事故でPCが破損してしまっても使えることから、事業継続の観点からも注目されています。
「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」は、共に手元のPC側にOSやアプリケーションを導入する必要はありません。ならば、ネットワークに接続でき、画面表示や入出力操作の機能を動かすことができるだけの必要最小限のメモリやプロセッサーでも十分です。また、プログラムや作成した文書や表などのデータをPC側に保管する必要がないのでストレージも不要です。
そこで、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の使用を前提に機能を最小限に絞ったクライアントPCが作られました。これをシンクライアント(Thin Client)と言います。Thinとは、「やせた」という意味です。ちなみに、通常のPCを、Fat(太った)Clientと呼ぶことがあります。

最近では、タブレットやスマートフォンのアプリで、シンクライアントの機能を実現しているものもあります。
シンクライアントは、高い処理能力や大容量のストレージを搭載した一般のPCに比べて大幅に安価です。また、ユーザー個別の設定やアプリケーション、データはサーバー側で管理していますので、仮に機械が故障しても復旧作業を行わず取り替えるだけで使用を再開できるのでユーザーの管理負担は少なくてすみます。
また、シンクライアントにはストレージはなくデータは保管できませんから、サーバーに接続する手順が分からなければ、盗難に遭ってもデータが盗まれる危険はありません。セキュリティの観点からも安心です。
「シンクライアント」は、このような機能を絞り込んだPCの名称として使われています。さらに、「シンクライアントが利用できる仮想化方式」すなわち、「デスクトップ仮想化」と「アプリケーション仮装化」の総称としても使われる場合があります。

いかがでしょうか?
今年の台風10号の被害でも、この技術、製品が効果を発揮いたしました。
もうこのソリューションで何年も勝負しております。

来年もこの武器で皆さまにサービスを展開してまいります。 
よろしくお願いいたします。

来年もよい年でありますように。



2016年11月17日木曜日

ITソリューション塾より 『10年後の常識から逆引きして、これからの施策を考える』

いつも拝見しているITソリューション塾より、こんな記事がありました。 

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2006年、ライブドア事件が世間を賑わせたこの年、NTTドコモの携帯は世界最高速の通信方式HSDPA3.6Mbps)のサービスを開始しています。ソフトバンクがボーダフォンを買収し携帯電話事業に参入したのもこの年でした。

当時は、ノートPCのメモリーは512MBが標準となり、Windows XPInternet Explorer 6が圧倒的なシェアを誇っていました。

サーバーは自社で所有するのが当たり前で、仮想化はOAには使えても基幹業務には使えないというのが常識の時代でした。そんな時代にAmazonが「Amazon Simple Queue ServiceSQS)」、「Amazon Simple Storage ServiceS3)」、「Amazon Elastic Compute Cloud EC2)」のサービスを開始しています。当時GoogleCEOであるエリック・シュミットが「クラウド・コンピューティング」という言葉を使う少し前のことでした。AppleiPhoneを発売したのはその翌年(2007年)のことです。

それから10年目の2016年、スマートフォンが当たり前の時代になり、NTTドコモのプレミアム4Gサービスは300Mbpsのサービスを提供、PCは出荷台数を落としています。

基幹企業はパブリック・クラウドやホステッド・プライベート・クラウドへ移行させる取り組みがここ数年急速に増えています。

たぶんこれからの10年の変化はもっと加速するでしょう。例えば、回線速度がいまの100倍の5Gが当たり前に使われるようになれば、自社でLANを引く企業はなくなってしまうかもしれません。そして、リモートワークは当たり前になっています。自社でサーバーを所有する企業はほとんど無くなり、パブリック・クラウド上に自社システムやデータを持ち、他のSaaSと組み合わせて使っている時代となっているでしょう。

人工知能が生活やビジネスの随所で使われるようになり、スマートフォンに語りかければ自動運転タクシーが迎えに来てくれます。物流に自動運転のトラックやドローンは当たり前となり、IoTによって、私たちの日常はことごとくデジタル・データでつながり生活や仕事の効率は大幅に上がっています。自動車や生活用品、宿泊施設など様々なモノはシェアされ、低コストでも便利で豊かな生活ができるようになっているかもしれません。

アジャイル開発は当たり前の時代となり、PaaSAPIBRMSなどの高速開発ツールを活用し、効率や品質は桁違いに高まっているはずです。

数千人月のビッグ・プロジェクトが終焉を迎えつつあるあるいま、そんなこれからの10年に向けた取り組みにIT需要は大きくシフトしていきます。システム開発の需要がなくなることはなく、むしろ、これからのデジタル社会の進展を考えれば、その需要が拡大するはずです。しかし、そこに求められる価値は、柔軟性とスピード、そして開発生産性の高さです。工数の提供ではないことを覚悟すべきです。


そうなれば、ビジネス・モデルや収益構造の転換を急速に推し進めなければなりません。既存エンジニアの再教育、新入社員研修も、そんな時代の変化に対応してゆかなければなりません。

原文のまま

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ほんとうに、私がこの業界にはいって30年近くたちますが、ITの進歩は凄まじいもの
でした。 現在を予測することはまったくできず、驚きと勉強の日々であったことをいまさら感じております。
そして、現在から将来を予測するために、たくさんの情報を手に入れ若手の力を借りて邁進したい今日この頃です。
かなり、私自身 柔軟性やスピードをかなりなくなってますのでこれからの人材に期待し育てなくてはならないなあと思っています。

                               kumagai